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ノニ

ノニ   モリンダC.(アカネ科 常緑樹)
学名 Morinda Citrifolia 和名 ヤエヤマアオキ

ノニは、インドネシア原産のアカネ科モリンダ属の熱帯性
植物です。 「ノニ」という名前で一躍有名になりましたが、
和名はヤエヤマアオキといい、その名のとおり日本では
沖縄各地で自生種を見つけることができます。

ここ数年、日本でノニが注目されて以来、沖縄の各地で
貴重な自生種が乱獲されているのは大変残念なことです
が、いっぽうでノニを積極的に栽培して、新たな沖縄特産
品に育てようという動きも始っています。

日本に住む私たちにとってノニは目新しい植物ですが、ポリネシア地域の人びとにとっては、何千
年も昔から生活に欠かすことのできない貴重な果実でした。 いったいなぜ、長い歴史をもつノニ
がごく最近まで注目されなかったのでしょうか。

その理由は、ポリネシア地域やその文化が閉鎖的だったことや、熟した果実がほとんど悪臭とも
いえる独特な臭いを放つからだとされています。    その臭いのために、地域によっては「ブタ
リンゴ」とか「チーズフルーツ」などとも呼ばれているそうです。

見た目は決して美味しそうには見えず、熟すと異臭さえ放つノニ。ところが、ノニには果実だけで
はなくその葉や根茎にも、分かっているだけでも140種以上もの栄養素がノニには含まれていま
す。 ちなみに総合的な栄養素はローヤルゼリーでおよそ40種、プロポリスでおよそ110種とも
いわれている中で、ノニの140種という数字は驚異的といえるでしょう。

現在アメリカを中心に、世界各国でノニの果実から作られたエキスをドリンクにしたり、エキスを
粒状に加工した商品が販売されています。

最後に、ノニの主な有効成分と働きについて「健康産業流通新聞」の特集から引用させていた
だきます。
参考文献:健康産業流通新聞 2002年6月20日付




アガリクス 坦子菌類ハラタケ科ハラタケ属 学名 Agaricus blazei Murill
和名 カワリハラタケ、ヒメマツタケ
アガリクス 「アガリクス」とは、ハラタケ属のキノコの
総称で、現在わかっているだけで30数
種類あるといわれています。
パスタ料理などに利用されるマッシュル
ームもアガリクスの1種に属します。
数あるアガリクスのなかで、健康食品と
して利用されるのは「アガリクス・ブラゼ
イ・ムリル」と呼ばれる種類です。

原産地は、ブラジルの最大都市サンパウロの郊外にある、ピエダーテという山間の村です。
現在アガリクスは、ブラジル以外にも日本や韓国、中国などで栽培されていますが、栽培が非常に
難しいキノコです。また自己分解酵素が強く、収穫から2日ほどで自身の酵素によって溶けてしまう
ため、一般 には乾燥させた状態で販売され、価格も高額です。  
乾燥物は、水から煎じ、蓋をして沸騰後20分以上煮出せば、成分の8割が液中に浸出します。煎じた
後の茸にも2割程の成分が残っているので、好みの味付けで煮る、炒めるなどして食べることができ
ます。                      参考文献:「日経Health」 1995年5月号 日経BP社発行




モロヘイヤ

モロヘイヤ  (シナノキ科 1年草)
学名 Corchorus olitorius L.
和名 タイワンツナソ、シマツナソ 英名 Jeu's marrow

高温で乾燥した砂漠地帯でも育つほど生命力の強いモロ
ヘイヤは、 エジプトを中心とする中近東地域やアフリカ
などの熱帯地域で、古くから食生活に欠かせない野菜
として利用されてきました。
特にエジプトでは5000年以上も昔から利用されており、
主に葉を細く刻んでスープとして食されています。

各家庭には、「マハラタ」と呼ばれるモロヘイヤ専用の包丁があるほど親しまれています。 アラ
ビア語で「王家の野菜」を意味する「ムールキイヤ(Mulukihiya)」と呼ばれるようになり、いつし
かこの言葉がなまって「モロヘイヤ」と呼ばれるようになったと言われています。

日本に入ってきたのは昭和30年代頃ですが、近年になって消費量 が急激に増加しています。
その大きな理由は栄養価の高さにあります。
健康野菜の代表格ともいえるホウレン草と比べても、ビタミンA効果 、 カロチンは約3.5倍、
カルシウムは約7.4倍など、高い数値を示しています。 そのため最近は、モロヘイヤの粉末
を利用した健康食品やパンや麺、飲料などの加工食品も多く出回っています。

モロヘイヤは、ゆでたり細かく刻むとヌメリを生じますが、このヌメリにはペクチンなどの食物
繊維が含まれているからです。
家庭での栽培も簡単で、味や香りにくせがなく、様々な料理に利用できる野菜です。

参考文献:花図鑑野菜(草土出版)・奇跡の健康野菜モロヘイヤ(飯森かをる著/廣済堂出版)



ヨモギ ヨモギ(ニシヨモギ) 学 名:Artemisia Indica willd.
方言名:フーチバー

沖縄でフーチバーの方言名で親しまれている“ヨモギ”は
、本土でよく見かけるものと、実は種類が異なるものです。
本土で一般的にヨモギとして知られる植物の和名・学名
は「ヨモギ/Artemisia princeps.Pampan.」で、沖縄の
八百屋の店先でヨモギ(フーチバー)として売られている
ものは「ニシヨモギ」が正式な植物名です。

本土のヨモギはそのままではアクが強くて食べられない
ので、重曹を入れたお湯で生の葉をよく湯がいて、水気を
絞ったものを餅に混ぜたりして使います。

いっぽう、沖縄のフーチバーは生の葉をそのまま食べることができ、沖縄そばに盛りつける具
として日常的に使われています。
ヨモギの葉には、あの独特の香りのもとになっている精油分が豊富に含まれています。
主に、シネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン
酸、 オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、B1、B2などが含まれています。 ちなみにお灸に使う
モグサの原料となる“ヨモギ”は「オオヨモギ・Artemisia montana (Nakai) Pamp.」という種類
のものです。

また、「リュウキュウヨモギ(方言名:ハママーチ)」として知られる薬草は、別の種類のヨモギ
(学名:Artemisia campestris L.)の一種です。 薬草に関する書籍をいろいろ調べたのですが、
ニシヨモギとヨモギの詳しい成分的な違いはよく分かりませんでした。
今回ご紹介するヨモギについては「おきなわの薬草百科」(大田文子・多和田眞淳共著)を、
成分については「原色牧野和漢薬草大図鑑」(牧野富太郎著)に記載されているヨモギの成分
を参考にしています。



アロエ
アロエ(ギダチアロエ) 学 名:Aloe arborescens
中国名:蘆薈 ユリ科/多年草
アロエは、南アフリカやアフリカ地中海沿岸を原産とする
熱帯性多肉多汁の植物です。トゲのある外観から一見
サボテンの 仲間のように思われがちですが、実はユリ科
の植物です。 世界中でおよそ360種類もあるアロエの中で、
日本でもっとも知られているのがキダチアロエという種類です。

ギダチアロエは全草をそのまま利用できるのが特長ですが、
他に薬用として用いられるものにアロエ・ベラやケープアロエ
などの種類があります。

アロエの名前は、アラビア語あるいはヘブライ語で「苦い」を意味する言葉が由来で、アロエ独特の
苦みから名づけられたとされています。 葉に比べて苦味が少ないことからデザートやサラダに加え
て、少量であれば生食することもできます。
ギダチアロエは比較的寒さに強く作用も穏やかです。 繁殖力も旺盛で、挿し木などで簡単に増やす
ことができるので、家庭の常備薬としてぜひ栽培したい植物です。

参考文献:世界薬用植物百科事典/誠文堂新光社、ハーブ・スパイス館/小学館、新約聖書




イチョウ

イチョウ イチョウ科 学名 Gingkgo biloba L.
英名 ginkgo 和名 銀杏(イチョウ、ギンナン)


黄金色に色づいた葉が美しい銀杏並木。そして落ちた銀杏の実
を拾う人々。 秋の深まりとともに、日本中のあちらこちらで見る
ことのできる光景ですが、気候の温暖な南西諸島では、葉は黄
色くなることはありません。
イチョウ科の植物は、中生代ジュラ紀(約2億800万年〜1億4560
万年前)に栄え、15種類が森林をつくっていましたが、中生代末期
にはほとんどが絶滅してしまいました。

そして、現在のイチョウ1種類だけが、4度にも及ぶ氷河期を乗り
越えてたくましく生き残ってきたのです。 原産は中国で、日本には
6〜7世紀頃に仏教の伝来とともに渡来してきたといわれています。
北海道から九州までの各地でみられますが、自生地はなく、すべ
て栽培種とされています。

イチョウの語源は、鴨の足形に似ているとして「鴨脚」の中国語が「ヤーチャオ」「イーチャオ」といい、
それがなまって「イチョウ」になったといわれています。
ちなみに日本では、強烈な糞臭を放つ多肉の外種皮を取り除き、白い種皮につつまれたエメラルド色
の胚乳の部分を古くから食用にしてきました。
参考文献:「ハーブ・スパイス館」 小学館 原色牧野和漢薬草大図鑑/北隆館




イラブ

イラブ(エラブウミヘビ) 学名 Laticauda

イラブはもちろん薬草ではありませんが、琉球王朝時代から
「シンジムン」と呼ばれ、沖縄では薬膳料理を作るための最高
の素材として珍重されています。
コブラ科の蛇で学名は「Laticauda」。体長はおよそ70〜120cm。
陸の王者がハブとすれば、海の王者がイラブというところですが、
毒の強さはハブの数十倍で強靱な生命力を誇っています。

那覇市内には牧志公設市場という、観光スポットとしても有名な商店街があります。その市場の一角
を散策すると、小路に並ぶ店の軒先で薫製にされたイラブの干し物を見つけることができます。
黒光りのするイラブ独特のとぐろを初めて目にする人は、これが薬膳の素材だとは思いもよらない
かもしれません。しかし、その外見からは想像も及ばないような驚くほどの薬効がイラブには秘めら
れているのです。
イラブを粉末にした場合、そのおよそ70%がタンパク質で構成されています。また、ビタミン類も豊富
に含まれています。
その他にも、イラブにはDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、DPA(ドコサペン
タエン酸)、ミネラル類が有効成分として含まれています。





 
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